英国は「鉄道」を大きく発展させた国だが、英国の鉄道は中国高速鉄道と何がどのように違っているのだろうか。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、英国で暮らす中国人による動画として、英国の鉄道と中国高速鉄道を比較しつつ紹介する動画を配信した。

 配信者の中国人女性はマンチェスターからロンドンまで鉄道で移動することになり、その機会に英国では切符の購入から乗車までどのように行うかを動画で視聴者に紹介することにしたようだ。特に中国高速鉄道と何がどのように違うかを説明している。

 配信者はまず、英国の鉄道では乗車券をスマートフォンのアプリで購入できるのは中国と同じだが、中国と異なるのは英国では「時間・列車指定のない乗車券」が存在する点だと紹介している。この「自由席」のシステムは新幹線にも存在するが、中国高速鉄道は基本的に全座席が指定席であり、そのため「自由席を利用したことのない中国人にとって、自由席というシステムはとても便利」と感じるそうだ。

 続いて駅に入って改札口へと進んだ配信者は、英国の駅には「セキュリティーチェックがない」のも中国とは大きく異なると指摘した。乗車券を購入すると表示されるQRコードを改札口にかざすだけで駅のホームに簡単に入れると説明している。また、駅の構造で言えば、改札を通るとすぐホームがあって車両に乗り込めるようになっていて、改札口から延々とホームまで歩く必要はないのも中国との違いと言えるだろう。

 さらに英国の鉄道は10分から15分遅れて発車するのが「正常」であり、今回の移動も10分遅れてロンドンに到着したと伝えている。中国高速鉄道の場合は基本的に時刻表どおりに運行されているため、英国の鉄道の方が時間にルーズなのかもしれない。

 ちなみにマンチェスターからロンドンまでの距離は約200キロメートルほどで、配信者が乗車した「ウェスト・コースト本線」では2時間15分ほどで両都市を結んでいるという。この路線では営業時速が200キロメートルを超えることはなく、高速鉄道でもない。配信者も「中国では営業時速などで鉄道を区別しているが、英国ではそのような区別はない」と紹介した。そのほか、英国では一般的に鉄道利用客は多くはなく、中国高速鉄道の一部路線のように「常に満席」ということは基本的にないと伝えたほか、「ウェスト・コースト本線」は曲線区間が多いためか、「車両が揺れることが多く、乗り心地はまるで船に乗っているような気分で、中国高速鉄道に大きく劣る」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)