日本人の中国に対する好感度はもともとあまり高くなく、新型コロナをきっかけにさらに低くなってしまったようだ。2020年の調査では、約9割の日本人が中国に対する感情を「あまり良くない」と答えるまでになってしまった。中国人としては冷めていく日本人の対中感情をどう見ているのだろうか。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「日本人が中国に対してますます反感を抱くようになっている理由」と題するスレッドが立ち、中国人ネットユーザーに意見を求めている。

 寄せられた意見を見ると、日本人の対日感情が悪い、という事実に対しての反論はあまり見られなかった。中国でもよく知られた話なのだろう。しかし多くの中国人ユーザーはそれほど感情的になることなく、冷静にその理由を分析し、それぞれの意見を紹介している。

 ある中国人ユーザーは「日本メディアと、日本人の考え方が遅れていること」に問題があると主張している。日本メディアは、中国人の印象を悪化させるようなこと、例えば「列に並ばない」などの悪い部分を強調して伝え、日本人自身もそれをうのみにして信じてしまうので「掩耳盗鐘(えんじとうしょう)だ」と不満を示した。

 また、「中国の発展に嫉妬している」、「米国が中国を嫌うから」、「中国の報復を恐れている」、さらには「アジアにはボスが1カ国しか存在できないから」という声もあった。変わった意見としては、「日本人の考え方」に理由があるという指摘もあった。日本は「絶望の国」で、有名な文学作品には皆「はかない美しさ」がある。賢ければ賢い人ほど絶望している国なので、敗戦国として制限を受ける現状で「中国に対して永遠に反感を持つ」のは当然だと論じている。

 こうした意見を見てみると、中国では日本人の対中感情が悪化していることに対して、失望しつつもあきらめていることが感じられる。また、自分たちに非があるという考えが全く無いのも特徴的だが、だからこそ日本人の対中感情は好転しないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)