日本人の礼儀正しさは、海外でもよく知られているが、日本人はなぜ全体的にマナーが良いのだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、「日本人が列の割り込みやごみのポイ捨てをしない理由」を分析した記事を掲載した。

 記事はまず、日本と言えば「秩序正しく、きれいで、公共の場所での言動に注意深い」とのイメージがあると紹介した。中国人の目指す「マナー」が体現されているとも言えるが、記事は自然とこうなったわけではないと指摘し、マナー向上のために日本が行ってきた2つの取り組みを紹介した。

 まずは、1964年に行われた「東京五輪」を前に、日本政府が国を挙げて行った民度向上のキャンペーンだ。日本をきれいでマナーの良い国として海外にアピールするため、厳しい罰則により半ば強引にマナーを向上させたとした。ただ、当時の方法はあまりに厳しかったので「中国では真似できない」としている。

 次は「子どものころから他人に迷惑をかけないように教える」ことで、公共の場所では静かにするのが日本の常識になったと伝えた。ただ、泥酔の人や赤ちゃんを連れた親まで気を使って過敏になっている、と行き過ぎを指摘した。中国では子どもに甘い傾向があり、多少うるさくても周りは気にしないものだ。

 では、中国は日本のこうした方法を取り入れたら良いのだろうか。記事は日本がきれいでマナーが高いことは認めながらも、「自由気まま」な中国人には無理な方法だと主張している。すでにマナーは向上し始めており、このままいけば「水到渠成(すいとうきょせい)」で自然と良くなる、と楽観視して締めくくった。しかし、「他人への迷惑」より「気ままさ」を重視する中国で、自然とマナーが向上するとも思えないが、どうなのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)