広東省は中国で最も経済規模の大きな省として知られ、その域内総生産は2020年まで32年連続で中国1位となっている。広東省は中国国内において非常に豊かな省であることがわかるが、広東人には「大好きな自動車ブランド」があるという。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、広東人は日系車が大好きだと強調し、その程度は「溺愛」と呼んでも差し支えないほどだと説明した。

 動画の中国人配信者は、広東人にとって「最も欲しい車」は日系車以外にないと主張している。これは年齢の高い広東人だけでなく、若者たちにとっても同様だと強調しているが、確かに中国における日系車の主要なマーケットは広東省を中心とする中国南部だ。これは広東省に日系メーカーの工場があることだけが理由ではないそうだ。

 続けて、若い広東人が約30万元(約510万円)もするホンダのSUV「ブリーズ」のハイブリッド仕様車を購入した事例を紹介。この若い広東人が育った家庭はとても裕福であるため、本人が望めば「どんなブランドの車でも自由に購入できる」そうだが、それでもこの若い広東人がホンダ車を購入したのは、「この広東人の父親、母親、叔母、義祖父すべてがホンダ車のオーナーであり、一族がずっとホンダ車を愛用してきたため」だと説明している。

 広東省ではこのように「一族皆が同じブランドの車に乗る」というケースは珍しくないようだが、このように広東人が日系車を溺愛する最も重要な理由は「低燃費」や「信頼性の高さ」をはじめとする「経済性の高さ」があるという。

 中国で広東人は「実用性や合理性を重視する」ことで知られていると主張し、日系車は「低燃費で、壊れにくい車」と中国での評価が高いうえにハイブリッド仕様という魅力も加わって、日系車は広東人にとって抗えない魅力を持つと強調。広東人は節約好きでもあるが、日系車の寿命は長く、10ー20年は問題なく乗れるとし、これも広東人が日系車を「溺愛する」理由の1つだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)