広大な国土に高速鉄道網を張り巡らせた中国だが、このたび海上にも建設していることで世界を驚かせているようだ。中国メディアの網易はこのほど、「世界を震撼させた海上高速鉄道が2022年に竣工する見通し」だと題する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、福建省の福州市とアモイ市を結ぶ高速鉄道「福厦高速鉄道」だ。全長約277キロメートルで、時速350キロメートルの高速鉄道だと伝えた。2017年に着工し2022年に竣工する予定だが、注目すべきは20キロ以上の区間が中国初の「海をわたる海上大橋」となっていることだという。

 福建省は台風が頻繁に襲来する地域だが、記事によるとこの海上大橋は最大級の台風にも耐えられる設計となっているという。20キロ以上の海上大橋は常に大きな風を受けるが、技術者らは綿密な計算と研究をすることで猛烈な台風にも耐えられる設計にしたと説明した。

 それで記事は、「この海上大橋は、世界に対して中国の高速鉄道技術が優れていることを示すだけでなく、中国の交通及び経済の発展を大いに促進するものとなる」と自賛した。開通すれば、福州とアモイを1時間以内で結ぶことができるので、中国南東エリアにおける発展にとって大きな意義があると伝えた。

 確かに20キロ以上にわたる海上大橋を建設して時速350キロの高速鉄道を走らせるというのはすごいことだ。しかし、安全な走行を確保するためにはメンテナンスが欠かせず、長期にわたって維持管理を行うのは簡単なことではないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)