中国のポータルサイト・騰訊網に27日、「五輪にさえゲームの要素を盛り込んでくる日本なのに、どうしてeスポーツは弱いのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、現在開催されている東京五輪の大きな特色の一つが「ゲームの要素」であると紹介。開会式の入場行進で世界的にも有名な日本のゲームの音楽が使用されるなど、ゲーム文化を自国の大きな文化の一つとして大会に盛り込んだとの味方を示した。一方で、「これほどまでに日本はゲームを崇拝しているにもかかわらず、eスポーツを五輪に加えることを強烈に反対したのだ。なぜなら、日本はゲーム産業が発展している一方で、eスポーツ分野では気まずい状況だからだ」と伝えた。
 
 そして、日本がeスポーツで中国や韓国から遅れを取った理由としてまず、日本のゲーム産業がアーケードゲームとコンシューマーゲームを主体とし、eスポーツの基盤であるパソコンゲームが重視されてこなかった点を挙げた。次に、チームプレーが重視されるeスポーツに対して、コンシューマーゲームを主体としてきた日本のゲーマーには「個人主義」が存在するため、協力してライバルに対抗するという点への適応が不十分であるとの見方を示している。
 
 また、主なeスポーツのゲームが「欧米風」であり、「日本風」ゲームに慣れている日本のゲーマーにとってはいささか不慣れであること、さらに日本の法律では高額な賞金のeスポーツ大会を開くことが難しく、潤沢な収入源がないためにプロを育成できるようなクラブも作れない点を挙げている。
 
 記事は一方で、近年では日本国内にeスポーツ連盟が設立され、第三者をスポンサーとして多くの大会が開かれるなど、eスポーツの発展に取り組む姿勢も見えていると紹介。「ただ、世界でトップクラスの仲間入りをするためには、長い道のりが必要だ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)