中国ではいたるところで保安員と呼ばれる「警備員」を見かける。特に政府機関や銀行などの警備は厳重で物々しいものがある。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本で暮らす中国人による動画を配信し、日本の市役所には中国と違って「警備員がいない」と紹介した。警備員なしでサービスを提供できる日本の治安の良さには本当に驚くと伝えている。

 この中国人配信者は、用事があって市役所を訪れた際に、日本では警備員がいないことを中国の視聴者に紹介するため、市役所に設けられた3つの玄関の様子をそれぞれ撮影したそうだ。

 最初に、駐車場エリアに直接通じる玄関の様子を紹介。ここには各種ゴミの回収ボックスがあり、市民が自由に利用できるようになっているが、警備員の服装をしたそれらしき人は見当たらないと説明した。

 続いて、市役所の出入口のなかで最も大きな正面玄関から建物内に入ってみると伝え、まず正面玄関に面する広場の様子を撮影したが、やはり「どこにも警備員の姿はない」とし、中国との違いを指摘している。正面玄関には監視カメラこそ設置されていたが、広々としたロビーを見回してもやはり警備員はどこにもいないと伝えた。

 最後に市役所側面の玄関の様子についても紹介し、こちらにも警備員はおらず、「どんな人でも自由に出入りできる」と紹介。しかも「身分証を提出する必要も全くないのは驚きだ」と説明した。来庁時には入り口で必ず身分証の提示を求められる中国とは全く異なっていると指摘した。

 行政機関の建物でありながら、日本では入り口に警備員の姿が全く見えないという事実は、多くの中国人にとっては驚きであったようで、この動画を視聴した中国人ネットユーザーからは「中国はどこでも警備員だらけなのに」と驚きのコメントが寄せられた。また「治安が安定していて市民のモラルが良いなら警備員は必要ないということか」と、日本の治安の良さや市民のモラルの高さを称賛するコメントもあった。

 しかし、中国では警備員という仕事は大勢の人に働き口を提供しているとし、「もし中国の治安が良くなって警備員の仕事がなくなったら、多くの人が失業してしまうだろうな」という声もあった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)