中国のポータルサイト・百度に30日、「日本人はモラルが高い」という認識を再考せざるを得ないような事件が発生したと報じた。
 
 記事は、映画やドラマ、アニメなどの影響により多くの中国人が今の日本人について「礼儀正しくモラルが高い」という印象を抱いているとしつつ「現実は本当にそうなのだろうか」と疑問を呈した。
 
 そして、栃木県にある飲食店が出店していた無人焼き鳥販売店で万引きが相次ぎ、一時休業を余儀なくされる事件が発生したと紹介。この店は新型コロナが感染する中で活路を見出すとともに市民に安全安心でおいしい焼き鳥を提供すべく今年6月にオープンしたもので、当初は利用者が自覚をもって代金を投入箱の中に入れていたものの、7月になると万引きされるケースが頻発、これまでに5万円を超える被害額が出たと伝えている。
 
 その上で、この事件について日本のネットユーザーの反応は大きく2つに分かれており、一つは万引きした人間に対する痛烈な批判、非難であり、もう一つは「このような状況が起きるのは決して不思議なことではない。今の日本はこんなものという現実を受け止めるべき」という、「礼儀正しくモラルが高い」というイメージに対する自虐的なものだと紹介した。
 
 記事は、これまで中国人を始めとする多くの外国人が抱いてきた「日本人はモラルが高い」というイメージについて、現地の日本人も同じように「自分たちはモラルが高い」と認識していたと指摘。しかし、日本では以前より窃盗や万引きの事件は少なからず発生しており、「日本が変わったのではなく、彼らの本質が徐々に露呈されてきたに過ぎないのだ」とした。そして、外国人としては理性的な態度をもって日本という国を見るべき時がやってきたのかもしれないと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)