日本ではよく「ごめんなさい」、「すみません」という言葉を耳にするが、簡単に謝罪の言葉を口にしない中国人からすると、「日本の謝罪文化」は不思議に感じられるようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、中国人の9割が理解していない「日本の謝罪文化」を紹介する記事を掲載した。

 記事によると、中国人は「日本の謝罪文化」を間違って理解しているという。日本人が深々と頭を下げて謝罪するのを見て、多くの中国人は「礼儀正しい」、あるいは「他人に迷惑をかけない文化だ」などと好意的に解釈するが、記事の中国人筆者によれば、日本人がすぐに謝罪するのは一種の怠慢であり、「問題の解決に向けて頭を使っていない証拠」と主張している。

 一例として筆者は、親戚から聞いたという話を紹介している。この中国人は両親を連れて桜の時期に日本旅行を計画したそうだ。部屋に露天風呂の付いた温泉旅館をあらかじめ探しておき、2人部屋を2部屋予約していたものの、実際に来てみると4人部屋が1部屋しか用意されていなかったと伝えている。

 この手違いに対し、旅館側は頭を下げて繰り返し謝罪してきたのだが、親戚は謝罪の代わりに解決を求めたそうだ。結局10分で解決し、他の温泉付き旅館に部屋を取ってくれたのだが、それならなぜ謝罪する前に解決しておかなかったのか理解できなかったとしている。

 記事の中国人筆者はこのエピソードについて、「日本人の謝罪文化」の問題点をよく表していると説明している。簡単に解決できる問題を、「謝罪で済ませようとしている」からだと強調した。

 確かに日本では問題が起きたとき、問題の根本的解決や再発防止はおざなりになったまま、責任の所在だけを追求して終わるというケースは少なくない。日本の謝罪文化にももちろん良い面はあるが、中国人には理解しにくい面もあり「中国人の9割は理解していない」というのは真実かもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)