世界最大の自動車市場の中国では中国車が台頭してきているとはいえ、日系車をはじめとする海外メーカーが圧倒的に人気だ。中国で2020年に販売された乗用車2531万台のうち、日系車は500万台を超えた。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「車を買うならやはり日系をはじめとする合弁車がおすすめだ」とする動画を配信した。

 動画を配信しているのは中国人の男性で、「中国車を買って後悔している。日系をはじめとする合弁車にすべきだった」と話している。その理由の1つは、中国車の「残価率」が低いことだ。日系車は残価率が高いが、中国車は日系車よりも残価率が圧倒的に低いうえ、中古市場で人気がないので「業者もなかなか下取りしてくれない状態」だとした。そのため「もう中国車は買わないと誓った」そうだ。

 日系車と中国車には、それぞれの良さがある。配信者は、中国車の良いところとして、価格が安いわりにスペックが高く、車内空間が広いことなどを紹介している。男性自身も、スペックの高さにつられて中国車を買ったそうだが、「売るときのことを考えていなかった」と後悔している。また、中国人の好むターボ車を買っても市内を走るだけなら自然吸気の方が実用的だと指摘しており、「自分にとって本当に必要な装備は何かを考えて購入するように」と呼び掛けている。

 では、日系車の良さとは何だろうか。男性は「残価率」のほか、「安定感」と「燃費」が優れていると紹介している。同程度の価格で比較した時、中国車ほどのスペックや車内空間は望めないが、燃費が良いので維持費が抑えられ、売るときも高く売れるので「買う時よりも売るときのことを考える」なら日系車の方が良いとしている。

 しかし、やはり中国の消費者は、「買う時のことだけを考える」のが一般的なようだ。動画を見ても、「残価率まで考えることはない。好きな物を買えばいい」という反応が多く見られ、「残価率が気になるなら金でも買えば良い」というユーザーもいた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)