日本語を勉強している中国人からすると「日本語は外来語が多くて、勉強に苦労する」のだという。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「日本語に外来語が多いのは悪いことなのか」と題するスレッドが立ち、中国人ネットユーザーが議論を交わした。

 この質問に対して、「日本語には確かにカタカナが多すぎる」という不満が噴出していた。IT企業の社員は外来語好きが多いとの指摘もあり、ある中国人ユーザーは日本人のプロフィールを紹介しているが、文章のかなりの部分がカタカナだった。外来語は英単語をそのままカタカナにしていることが多く、日本語を学ぶと「英単語もたくさん学べるが、発音がおかしくなる」との指摘もあった。

 中国語の場合は、外国語を音訳することもあるが意訳の方がずっと多く、漢字を見るだけである程度意味を理解することができる。この点日本は、漢字で表せる単語でもカタカナで表現する場合が多い。あるユーザーは、中国ではピザやチョコレートなど、もともと存在しない単語を訳すときだけ音訳しているのに対し、日本語は「もともとある単語まで無理にカタカナ言葉に置き換えているので、外来語が氾濫している」と違いを分析していた。
 
 こうした傾向についてあるユーザーは、日本語における外来語の音訳化を「音声中心主義化」と呼び、このままでは言語のグローバル化により、日本語がなくなってしまうのではないかと警鐘を鳴らしている。

 漢字の発祥地として自負のある中国人にとっては、外来語を音訳して積極的に取り入れる日本人の行動が、不思議に感じられるのかもしれない。また、漢字が分かるおかげで日本旅行が便利だったことを考えると、日本における外来語の氾濫は中国人旅行客にとっては不便が増えることなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)