韓国経済と中国経済の結びつきは強固だが、最近では中国でのビジネス環境が変化し、韓国企業にとって厳しさが増しているようだ。中国メディアの網易はこのほど、「中国市場における韓国企業の生存空間がどんどん小さくなっている」と題する記事を掲載した。

 記事は、韓国の経営者団体である全国経済人連合会(FKI)が発表した中国での売り上げを公示した大企業30社の過去5年間の業績を紹介した。これによると、これら企業の2020年の中国での売り上げは、117兆1000億ウォン(約10兆9700億円)で、2016年の125兆8000億ウォン(約11兆7900億円)と比較して6.9%減少したという。

 一方、日本企業の中国市場における業績はまずまずだという。日本企業の中国子会社の売り上げは1.1%減少だったのに対し、韓国企業は21.1%減と大幅な減少だったとし、これは日系車や日本の化粧品が中国でシェアを拡大させたのと対照的に、韓国メーカーはシェアが低下したことと関係していると指摘した。

 こうした事業環境の変化は、中国経済や中国企業の躍進と無関係ではないだろう。以前、中国経済と韓国経済は相互補完の関係にあったが、中国企業が技術力を伸ばしたことで韓国企業にとって中国企業が競合へと変化するケースが増えているという。

 たとえば、白物家電の分野でも、中国企業が先進国で取得する特許の数が急増するなど、近年は躍進が目立っており、韓国メーカーにとっての脅威となっている。中国企業の躍進は日本企業にとっても無関係ではなく、警戒が必要と言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)