中国のポータルサイト・網易に11日、「品質の悪い国産品を愛国と称して購入させるのは止めるべきだ」とする記事が掲載された。
 
 記事は、中国では近年愛国の感情が非常に高まっており、何をするにしても「愛国」という言葉が持ち出されるような状況で、ネット上では「愛国精神とはなにか」という議論が日常的に繰り広げられていると紹介。その中で、一部の「正義者」は国産品を購入することこそが愛国で、外国産製品を買うのは非愛国的と主張しているものの、「そんなロジックは考え方があまりに偏っていて、成り立たない」とした。
 
 そして、これまで多くの日本製品が中国人に買われてきたのは、日本の技術や文化に対する高い評価があるからこそであり、歴史的な理由から日本を嫌うことと、日本の技術力や製品力に対する評価とは切り離して考えるべきことなのだと指摘。カメラやプリンターなどの電子製品は日本製やドイツ製が耐久性や品質で優れていて、性能や信頼性で劣っている国産品を敬遠するのは自然なことであり、逆に化粧品や衣服は国産品の品質がすでに十分高いことからわざわざ外国の製品をひいきする必要がないのだと論じている。
 
 また、ある人物が「日本の街を走る車はほとんどが日本車で、韓国もほぼすべてが韓国車。それは自国の企業を支持しているからだ。一方、中国人は国産車に乗らない。これは愛国心が足りないことの表れだ」と主張したと紹介した上で「もし中国製の自動車に品質が日本のレベルに達するならば、わが国民はみんな国産車を買うだろう。苦労して稼いだお金を払うのに愛国と称して品質の悪いものまで買わなきゃいけないというは明らかに不適切だ」と訴えた。

 記事は最後に、国産品が強くなれば国民は自然と国産品を愛するようになるとし「一般市民は使えるか使えないか、長持ちするかしないかだけを考えて物を買う。これこそ消費の根本だ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)