日本の公的医療保険は「国民皆保険」とも呼ばれ、すべての国民が公的医療保険に加入することになっているが、実際には国民のみならず、日本に一定期間以上滞在する外国人も公的医療保険に加入することが義務付けられている。

 日本の医療保険は外国人にとっても優しい制度だと言えるが、中国メディアの騰訊はこのほど、中国人女性が日本で出産した体験を紹介し、日本は外国人に優しい国だと伝えている。

 記事の中国人筆者は、抗日映画などに影響されて日本が好きではない、中国では典型的なタイプだったというが、「いとこの日本での出産」を機に、日本に対する考え方は「かなり変わった」と伝えている。中国人筆者のいとこは博士号を取るために夫とともに日本に数年滞在していた間、妊娠・出産・育児を経験したそうだ。

 妊娠前から、無収入の学生としての立場から制度を利用し、格安で家を借りていたといういとこは、その後妊娠中から出産後まで、地元の自治体からミルクや牛乳など栄養食品の支給を受けていたそうだ。出産時には、無収入にも関わらず「セレブな病院に受け入れてもらえた」ことに感謝し、病院では外国人の赤ちゃんでも「天からの賜りもののように歓迎してくれた」と伝えている。日本では外国人留学生の妊娠・出産・育児に際し、日本人と同様の支援を受けられる仕組みになっている。

 出産後もやはり支援制度を活用し、保育所に子どもを入れたといういとこは、ここでも「保護者の収入に応じて保育料が異なる」という仕組みに感銘を受けたと紹介している。そのうえ中国のように、子どもに十分目を掛けてもらうために「正月や祭日のたびに教師の尻を叩く」、つまり心づけを渡す必要もなく、保育所の先生方は「ただ全力で仕事をしているだけ」と中国との違いを伝えている。

 中国では金額によって受けられるサービスに差が出るのは常識で、学校や保育所では気を回して「教師の尻を叩く」必要さえあるのに、無収入の外国人までこれだけ手厚い支援が受けられる日本は、外国人に優しい国であるのは間違いないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)