中国高速鉄道の総延長距離は、2020年末の時点で約3万8000キロに達した。1年で約3000キロのペースで増えているが、新幹線の総延長距離が約3300キロなので、1年でほぼ新幹線の総延長距離分を建設していることになる。中国はなぜこんなにもハイペースで建設できるのだろうか。

 中国メディアの百家号はこのほど、中国が1年で約3000キロの高速鉄道を建設できる理由について紹介する記事を掲載した。4つの「巨大な機械」が大きな役割を果たしているという。

 記事が紹介した1つ目の機械は「シールドマシン」だ。トンネル掘削に欠かせないマシンで、今ではシールドマシンを自前で製造できるようになったことで、高速鉄道建設に関わる多くの問題を解決できるようになったという。2つ目は「架設マシン」だ。長い胴体を伸ばして、先の橋脚に脚をかけ、再び長い胴体を伸ばし、胴体の下に抱えていた橋桁本体を徐々に橋脚と橋脚の間へ持って行き、橋桁をはめ込んで橋を架けるこの方法は、日本では見られない方法のようだ。

 3つ目は「軌道敷設車」で、軌道敷設のかなりの作業を機械で行えるので非常に効率的だと伝えた。最後は「ロングレール」で、25メートルのレールを溶接し、数百メートルから数キロとしたレールだ。ロングレールの採用で、速度アップや後のメンテナンスが容易になるなどの利点があると説明した。

 記事は、これらの巨大な機械や技術は中国の鉄道発展の縮図だと主張すると同時に、中国の将来への原動力でもあるとし、中国高速鉄道はますます発展していくだろうと結んだ。赤字路線が多いと言われる中国高速鉄道だが、この先もさらに路線を拡大していくのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)