愛媛県出身で米国籍を取得しているプリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏が2021年のノーベル物理学賞を受賞した。地球の気候変動の影響を予測する枠組みを構築したことが評価されての受賞だ。

 近年は日本人や日本にゆかりのある人物が毎年のようにノーベル賞を受賞していることについて、中国メディアの百家号は5日、「これだから日本は恐ろしい」と主張し、日本の恐ろしさは軍事力や経済力といった要素ではなく、人材の能力の高さを背景とする科学技術力の高さにあると主張する記事を掲載した。

 記事は、日本は2001年以降に多くのノーベル賞受賞者を輩出しているとし、真鍋氏は2001年以降における自然科学分野の受賞者数として20人目となったと紹介。日本は2001年に科学基本計画で「今後50年間にノーベル賞受賞者30人程度」を輩出することを目標に掲げたが、この目標を達成するであろうことは「もはや何の疑いもない」と強調した。

 続けて、自然科学分野におけるノーベル賞は間違いなく世界最高峰の存在であり、そのノーベル賞をいくつ獲得できたかという点は「その国の科学技術力の高さを示すと言っても過言ではない」と強調。そして、日本から立て続けにノーベル賞受賞者が輩出され、中国はノーベル賞を取れない現実に対し、中国人は「日本人は中国人より賢いのか」と思ってしまうと主張する一方、日中の違いは賢さではない点にあると強調し、それは「紙幣」を見ればわかると論じた。

 さらに、日本の紙幣には教育家であり、思想家でもあった福沢諭吉や、小説家の樋口一葉、細菌学者の野口英世が描かれていると紹介。中国をはじめとする他国のように政治家は1人も採用されていないと伝え、これは日本がそれだけ教育を重視している証であると強調した。

 また記事は、日本の科学者と交流を持った中国の科学者が「日本人は『失敗』に対する態度が中国人と全く違っていた」、「日本人は失敗の原因を究明することに真剣に取り組むが、中国人は原因を究明せず、失敗した人を批判するだけ」と指摘していたことを紹介。こうした点こそ日本と中国の差であり、中国が日本に学ぶべき点であると強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)