愛媛県出身で、米プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏が2021年のノーベル物理学賞を受賞した。中国や韓国はノーベル賞を渇望しながらも、なかなか受賞者が出ない状況が続いている。中国メディアの百家号は6日、韓国も正式に先進国となったというのに、なぜ日本のようにノーベル賞を獲得できないのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、2021年のノーベル賞の行方は韓国で大きな注目が集まっていたと指摘し、それは、高麗大学の李鎬汪(イ・ホワン)名誉教授がノーベル医学生理学賞の有力候補に挙げられており、韓国から自然科学分野としては初となるノーベル賞受賞者が出る可能性があったためだと紹介。ノーベル賞の発表時期が近づくにつれ、韓国ではどんどん関心が高まっていったが、残念ながらイ・ホワン名誉教授は受賞できなかったと指摘した。

 続けて、韓国は長きにわたって日本を目標にしてきたため、さまざまな分野で日本を比較対象とすることが多いと指摘する一方、ノーベル賞の受賞者数では日本が米国籍の取得者を含めて28人に対し、韓国は平和賞の1人だけだと強調。韓国がノーベル賞受賞を渇望しているのは、日本に大きな差をつけられているために他ならないと指摘した。

 さらに記事は、韓国では韓国人がノーベル賞を受賞できない原因についてさまざまな分析が行われており、「基礎科学分野に対する興味関心が低いこと」、「政府、民間ともに研究開発に対するサポートが不足していること」などが原因として指摘されていると伝えた。

 一方、ノーベル賞を渇望しながらも、なかなか受賞できていないのは韓国だけでなく、中国も同じだと主張。中国は世界で最も人口が多い国で、研究開発費も西洋諸国を超える水準であるにもかかわらず、自然科学分野での受賞者はまだ1人だけだと指摘し、基礎科学分野の研究を強化し、功利を焦らずにじっくり研究に取り組んでいけば、きっと中国からも多くのノーベル賞受賞者が輩出されるはずであると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)