中国の自動車市場で近年、シェアを伸ばしている日系車。中国国内では、愛国者なら中国車を買うべきとの考え方もあるなか、中国の動画サイト・西瓜視頻は15日、「今の中国車があるのは日本の自動車メーカーのおかげだ」と伝える動画を配信した。

 配信者の中国人は「自分は愛国者だ」と断りを入れたうえで、「技術移転という点において、日本は欧米よりもずっと心が広い」として、そう言える3つの理由を紹介している。

 1つ目は「エンジン技術」の技術移転で、日本の自動車メーカーのおかげで中国のエンジン技術が発展したと伝えた。2つ目は「乗用車技術」、3つ目は「商用車技術」で、どちらも日本の車種が中国メーカーの基礎となっており、やはり技術移転をしてくれたおかげだと伝えている。

 そして、「中国の自動車産業にはお金も技術も人材もなかった」ので、中国が自動車製造で一番大変な時に日本が助けてくれたから今がある、と配信者は振り返っている。中国に進出した日本の各自動車メーカーに感謝する配信者に対して、「利益のためだけどね」としながらも、「中国車の発展に一番貢献したのは日本メーカーなのは間違いないと思う」などおおむね賛同する意見が寄せられた。

 また、愛国者なら中国車を買うべき、との風潮に疑問を示す人もいて、愛国心を利用しようとする人がいるので、理性的な消費者になろうと呼びかけていた。他人の目を気にすることなく、自分の好きなメーカーの車を買えるのが理想的だが、中国ではそうもいかないのだろう。とはいえ、中国人の間では少なくとも日本の自動車メーカーの功績は高く評価されているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)