日本の「言論NPO」と「中国国際出版集団」が共同で実施した2021年の世論調査によると、日本に良くない印象を持つ中国人の割合は前年比13.2ポイント増の66.1%だった。

 中国では日本に対する感情が悪化していることが示される結果となったが、それだけに日本に対して良い印象を持つ中国人の肩身は狭くなってきているようだ。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日本文化や日本人が好きなのだが、歴史やニュースを使って諭してくる友人にどう答えたら良いだろうか」と質問するスレッドが立った。

 日本が好きで日本文化に親近感を抱いているというスレ主は、歴史もニュースもよく分かっているが、日本のことを憎みたいとは思わないし、かといって精神的日本人になりたいという訳でもなく、自分でも「矛盾している」と感じるそうだ。しかし、毎日のように愛国主義や民族主義の「攻撃や洗礼」を受けているので、どうしたものかと悩んでいるという。

 これに対し、愛国主義的な人に対しては「無視して適当にあしらうのが良い。彼らの言うことを真に受けるべきではない」、「答える必要なんてない。意見が異なる人を説得する義務はないし、相手も君を説得することはできないだろう」など、相手にする必要はないとの意見が多く寄せられた。

 また、「その友人は見方が狭くふがいない人だね。中国は戦勝国で日本は敗戦国。戦勝国の国民として敗戦国のものを使って何の問題があるのだ?その友人は、口では歴史を忘れるべきではないと言いつつも、心の中では中国を戦勝国と見ておらず、日本を恐れているのだよ」と分析する人もいた。

 ほかには、「別に何も矛盾はないよ。中国は一般の日本国民に対してはずっと友好的だ。日本に対する憎しみは偽りの愛国」、「歴史とニュースは、私たちに見させたいものだけを見せる。時世にうまく調子を合わせるのではなく、心の声に従い正しい判断をすべきだ」などの意見あり、日本文化を好きになることを否定する人は少なく、比較的冷静なコメントが大半を占めた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)