中国では近年、若者を中心に日本に親近感を抱く人が増えてきた。だが、ここにきて愛国と反日の傾向が強くなっているようで、中国人のなかにも「中国のネット上では反日的な論調が急に増えた」と感じている人がいるようだ。

 中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど「今年の中国人が反日なのはなぜなのか」と題するスレッドが立てられた。スレ主によると、中国ネット上の話題が「日本に敵対的な話ばかりで、戦争が始まりそうな気がしてくる」そうだ。

 同じように思っていた中国人は多いようで、「これまでもずっとそうだったが、21年になってからメディアがこの手の話題を多く報じるようになった」との反応が目立ち、やはりスレ主の気のせいではなかったようだ。

 その理由として、「今年は取り巻く環境があまり良くないからね」、「ガス抜きだろう」といった意見があり、中国国内の問題から中国人の注意をそらす目的があるのではないかという意見があった。それだけ中国国内の問題が増えているのだろう。また中国への態度を硬化させている「米国のせいだ」という人や、「日本が中国を批判したから」、「日本の軍事演習のため」など、日本が悪いとの意見もあった。

 このスレッドを見る限り、ネット上で反日感情が強まっているのは確かなようだ。中国人ユーザーには、ネットの風潮に流されず冷静な判断をしてもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)