中国のポータルサイト・騰訊に2日、日本を訪れた中国人が特に気をつけなければならない食事の際のマナーについて紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、日本と中国が同じ東方文明の圏内にあり、お互いに似た文化や習慣を持っているため、多くの中国人が日本を海外旅行の第一候補としてきたと紹介。一方で、近い文化を持つものの国が違えば多少なりとも文化や習慣で異なる部分はあるとし、その好例が「箸の使い方」であると伝えた。
 
 そして、中国では食事をする際、家庭においても、友人どうしで集まってパーティーをする時も、箸を使って料理を渡し、箸で受け取るという行為が習慣化しているのに対し、日本では「やってはいけないタブー行為」とされているとした。その理由について、日本では葬儀で火葬した遺骨を骨壷に納める際に2人1組となって箸で骨を挟んで入れる風習があるためだと説明。「日本では、箸と箸で渡しあうものは、食べ物ではなく骨なのだ」とし、日本を訪れて食事をする時にはどんなにおいしくて他の人にもシェアしてあげたいと思ったとしても、箸どうしで渡すことは慎まなければならず、うっかりやってしまうと現地の人から訝しげな眼差しを浴びる覚悟をしなければならないとした。
 
 記事はまた、日本では早い時期から西洋の食事スタイルが浸透していることもあって、食事の際には箸だけでなくフォークやナイフ、スプーンといった洋食器を使用するケースも少なくないと指摘。特に日本人は礼儀やマナーを気にする国民性であるため、日本にいって恥を欠かないためにも洋食器の扱いに多少は慣れておく必要があると伝えている。
 
 マナーは本来、食事をおいしくいただくための礼儀作法であり、マナーを守ろうとするあまりに緊張して食事の味がよくわからなくなってしまうのはまさに本末転倒だ。あまり細かいことにこだわり過ぎず、異文化体験の一つとして日本の食事マナーを楽しんでもらうぐらいでいいのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)