韓国が先進国入りしたことで、「先進国になるには何が必要か」という事実に興味を持つ中国人が増えたようだ。中国メディアの網易はこのほど、韓国を「世界で最も急速に発展した国」として紹介する記事を掲載した。中国が先進国入りするのに必要なことを、韓国から学べるとしている。

 記事はまず、韓国の先例を見ると「先進国になるのに必要な条件は経済力だけではないことが分かる」と分析した。中国は世界第2位の経済大国だが、まだ先進国入りしていないからだ。

 続けて記事は、韓国は朝鮮戦争で壊滅的な被害を受け、1960年代前半までは「食にも事欠く」最貧困国で北朝鮮以上の貧しさだったと指摘した。そこから現在のような経済大国になるまでたったの半世紀しかかからなかったことから、「100年かかっていた欧米と比べると、約半分の時間だった」と発展の速度を強調している。

 では、韓国はどのようにこの「神秘的な発展」に成功したのだろうか。記事は「運もあったが、それよりも勤勉さと商売脳のおかげだった」と分析している。まず、ベトナム戦争に商機を見出し、日本とともに米国のサポートに回り大儲けしたと紹介した。次いで、その資金を工業発展のために投資し、後に国を支える一流企業の基礎を作ったと分析している。

 今や韓国は、経済力のみならず、工業や娯楽産業などの分野でも発展している。中国でも韓国アイドルは規制されるほど人気が出ていて、韓国旅行に行く中国人も非常に多かった。記事は、韓国が各産業でバランスよく力を付けていることや、中国人に対して済州島へのビザなし渡航を認めるといった「商売脳」にも感心し、中国が学ぶことは多いと伝えた。

 韓国の急速な発展には、他にも多くの要素があると言われている。わけても、日本や米国からの巨額の援助なくしてはこれだけの発展は望めなかっただろう。いずれにしても、先進国入りを目指す中国が韓国を強く意識しているのは間違いないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)