日本や中国と違って、韓国は「徴兵制」を導入している国であり、韓国ではすべての男性に兵役の義務があるとされている。韓国には韓国国籍を取得した中国人(華人)も少なくないが、中国系韓国人は兵役の義務についてどう考えているのだろうか。

 中国メディアの捜狐はこのほど、親が韓国国籍を取得したことで、兵役の義務を負うことになった中国系韓国人の大学生の事例について紹介する記事を掲載し、「徴兵を恐れ、中国国籍を取得しようとして議論を呼んでいる」と紹介した。

 記事は、中国系韓国人の大学生がこのほど北京市公安局に対し、「韓国国籍を取得しているが、自分は中国人だと思っており、韓国軍に入隊したくもないので中国国籍を取得したい」と相談した事例があると紹介。この事例は中国のネット上で大きな注目を集めたと伝えた。

 この大学生は生まれながらにして韓国国籍だったのか、それとも中国国籍を喪失して韓国国籍を取得したのかは明らかではないが、中国ネット民たちの反応は「中国国籍を取得したがっているのは、単に兵役逃れが目的」といったものだったと紹介。韓国では「兵役逃れ」は決して珍しいものではないとし、仕事や学業を中断してでも2年以上も兵役につかなければならないため、韓国では兵役は「とても恐れられている」と紹介する一方、「兵役逃れ」は違法であり、もし露呈すれば法に基づいて処罰されると紹介した。

 韓国に住む中国系韓国人にとって、兵役の義務は頭の痛い問題であり、中国国籍を回復することで兵役逃れを目論む人も少なくないようだが、記事は中国ネット上の反応として「韓国国籍を取得した以上は韓国の法律に則って兵役の義務を果たすべき」との声を伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)