日本は、2021年の時点でビザなし渡航できる国が192と、世界で最も多い国になっている。タイもビザなし渡航できる国のうちの1つだが、中国人はビザがなければタイに入国できない。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「タイは日本人のビザなし渡航を認めているのに、中国人にはビザを求める理由」を伝える記事を掲載した。

 中国人からすると、タイはコロナ前には毎年中国人観光客が1000万人規模で訪れる観光地だったため、中国人にこそビザなし渡航を認めるべきではないかという思いがあるようだ。また、日本のほか韓国もビザなし渡航ができるため、タイの日中韓に対する態度が違うという不公平感もあるのだろう。

 しかし動画は、タイが中国人に対するビザなし渡航を認めないのには2つの理由があると分析している。1つは中国人の「ビザ取得による収入」を期待していることで、これはアライバルビザの申請に費用がかかることを指しているようだ。もう1つは中国人のビザなし入国を認めたら「中国人が大挙してタイに押し寄せて、タイの若者の仕事が奪われてしまう」心配があるとした。

 中国はタイ人のビザなし渡航を認めていないのでお互い様なのだが、あまりそう捉えている人はいないようで、動画に対して「タイになど行く必要はない」と主張する人が多かった。「タイには面白いところなどない」、中国人がタイに「行かなくなったら終わってしまうぞ」と強気の人や、「ドリアンの露店に中国語で、触ったら買ってもらうと書いてあった」と不満そうな人もいた。

 なかには、「中国人は空港で騒ぐからね」など、タイに理解を示す人もいたが、いずれにしても配信者の分析をよそに、ビザなし渡航を認めてもらえない中国人はタイ人に嫌われていると思い込んでいる人が多いようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)