2020年における世界新車販売台数トップがトヨタ自動車グループだったように、日本には世界的な競争力を持つ自動車メーカーが複数存在する。また、韓国の現代自動車グループも世界新車販売台数でトップ5に入るほどの実力を持つ。

 日韓ともに自動車産業は経済の柱の1つであり、ともに高い競争力を持っているが、日本国内で韓国車を見かけることはほとんどなく、韓国国内でも日本車のシェアは極めて低いのが現状だ。中国メディアの捜狐はこのほど、なぜ日本人は韓国車を買わず、韓国人も日本車を買わないのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、訪日経験のある中国人ならば「中国では珍しくない韓国車を日本ではまったく見かけない」ことを不思議に思ったはずだと主張し、また訪韓経験があるならば「韓国でも日本車をほとんど見かけない」ことに気付いたはずだと主張、日本車も韓国車も世界的に見ればかなり売れている車であるはずが、なぜこのようなことが起きるのかと問いかけた。

 続けて、この問いかけの答えとして「日本人が韓国車を買わないのは、日本の自動車産業が圧倒的に強く、日本人消費者は韓国車を日本車ほど評価していないから」に他ならないと主張。また、韓国の自動車産業は日本ほどの競争力はないものの、それでも韓国人消費者が日本車を買わないのは、韓国では車を含めた日本製品全般が敬遠される傾向にあるからではないかと主張した。

 世界最大の自動車市場である中国では日本車も韓国車もよく見かけるだけに、中国人からすると日韓ではそれぞれ互いの国の自動車をほとんど見かけないことが不思議だったのだろう。現在、日本国内で韓国車を見かけないのは、韓国の自動車メーカーが日本市場から撤退したからだが、現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)社長は日経ビジネスの取材に対し、「日本に再進出するための準備を慎重に進めている」と明かしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)