古代中国では、多くの優れた文化や技術が生まれ、日本に伝わったものも少なくない。しかし、現代の中国ではすでに失われた文化や技術も多く、日本に伝わったものが大いに発展し現代にまで至るものがある。中国メディアの百家号はこのほど、「古代の中国人が7000年前に発明した技術が日本人によって飛躍的な発展を遂げた」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者はまず、スイスのチューリッヒにあるタメディアン本社ビルを紹介した。このビルは、日本の伝統的な建築技術を用いて建設された木造7階建てのビルで、これは「鉄筋コンクリートの建物に見慣れた欧米人にとっては奇跡のように見えたに違いない」と伝えている。

 このビルをよく見てみると、使用されている建築技術は「中国で数千年前から用いられている『ほぞ継ぎ』がベースになっている」と驚いた様子で紹介した。筆者は、「中国の古代建築の真髄」とも言えるほぞ継ぎは、「中国では7000年前に発明されて使用してきた」と主張している。そして、釘を使用していないにもかかわらず非常に堅固で、1000年以上の使用に耐えると伝えた。

 中国伝統の「ほぞ継ぎ」は、日本に伝わると改良が加えられ「河合継手」と呼ばれるようになったと記事は紹介した。チューリッヒのタメディアン本社ビルは、この河合継手に詳しい日本人建築家が設計したもので、「魔法のように木材だけを使ってこのようなビルを完成させたことに、ほぞ継ぎを知らない多くの外国人を不思議がらせ、ほぞ継ぎの神秘性を世界に知らしめた」している。

 しかし、もとはと言えば中国の建築技術なので、ほぞ継ぎというと多くの外国人が日本の古代建築物が思いつくというのは、中国人にとっては何とも言えない悲哀だと中国人筆者は嘆いている。さらに、現代では多くの中国人が盲目的に西洋技術を追求して何の特徴もない鉄筋コンクリートの建築物を次々と建て、「生気のない空間に人を押し込め、工芸の美とヒューマンケアを失ってしまった」と批判的に伝えた。

 伝統技術と現代技術をうまく融合させて継承していくという点で、日本は中国よりも優れていると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)