世界広しといえども、中国人ほど物事の「大小」を気にする人びとはいないだろう。中国では何事も大きいものがよしとされ、大きいことこそ「メンツ」が立つと考える。

 韓国の正式名称は「大韓民国」というが、国名に「大」が入っていることに中国人が反応しているようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、韓国が国名に「大」の漢字を使っているのはなぜかと題する記事を掲載した。

 記事はまず、韓国は東アジアで最も国土面積の小さな国だと指摘する一方、東アジアで国名に唯一「大」の漢字を使っていると指摘した。国名に「大」の文字を使う国は世界でも多くないのに、なぜ「大」を自称したのかと問いかけた。

 記事はその理由を、1897年に李氏朝鮮(朝鮮王朝)が清から独立するにあたり、国号を「大韓帝国」にしたことに由来すると伝えた。1948年からは、今の国名である「大韓民国」となったが、「大韓民国の大きさは中国でいうと浙江省よりも小さいほどだ」と指摘した。

 清から独立して以来、韓国が「大」の文字を使ってきたことに対して、中国では「大きくないのに大きいと自称している」と理解されているようだが、これは中国人が「大小」にこだわる気性があるから引っかかるだけではないだろうか。

 記事では、「大」の文字への非常なこだわりを見せているが、「大韓帝国」の国名の由来としては、「大」の文字は「韓」に付けた修飾語だったという見方もある。中国人が深読みするほどの意味はなかったのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)