中国のポータルサイト・百度に15日、「日本はどうして中国のこの2つの省を占領しなかったのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、日中戦争期間中に中国大陸に侵攻した旧日本軍が、福建省と広西省(現在の広西チワン族自治区)は占拠しなかったと紹介。実際は福建省も一時日本に占領されたものの、日本軍は程なく現地から兵を撤退させたとして、その理由について説明している。
 
 まず、日本が福建省を占領した後、福建省には日本が必要としている資源がないことに気づいたため、占領地を手放して兵を退かせたのだとした。また、福建の人びとは民族的な感情が非常に強く、高い戦闘力を持っていたこと、さらには福建省が四方を山に囲まれており、日本軍の装甲部隊が現地で優位性を確保できなかったことを理由に挙げた。
 
 そして、陸から攻め入ることが難しいと判断した日本軍が飛行機による爆撃を敢行するも、福建の軍隊は飛行機がやって来るとたちまち山の洞窟内に退避したため大きな打撃を与えることができなかったと説明。求めていた資源がなく、なおかつ現地の人びとによる地の利を生かした強い抵抗によって兵力を消耗したことから、日本軍は撤退することを選択したのだと伝えた。
 
 さらに、広西省でも福建省と同様の状況が発生したとし、山に囲まれた地域が多いことを利用して、日本軍が襲来する前に人びとが家畜もろとも山へ逃げ込み、いなくなると再び戻るという行動を繰り返し、日本軍の精力を徐々に削ぐことに成功したのだと紹介している。
 
 記事は、福建、広西という2つの省が当時非常に貧しく、手に入れられる資源が少ない上に占領するためのリスクが大きかったことで、日本軍は占領を続けずに撤退する方策を取らざるを得なかったのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)