著しい経済成長を遂げ、世界有数の国力を誇るに至った中国。中国人たちは日本と中国の国力について、どれだけの差があると認識しているのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、アジアに存在する「真の意味での先進国」は日本のみであるとし、中国と日本の「差」について考察している。

 記事は、中国の国力はもはや過去とは比べものにならないほどに向上したと指摘する一方、中国はまだ先進国にはなれておらず、発展途上国だと強調した。そして、中国の経済規模は日本などの先進国を上回っているものの、科学技術力をはじめとするソフトパワーではまだ日本に追い付いていないのが現状であると指摘した。

 続けて、中国が日本と同じように「真の意味での先進国」となるために必要なのは経済成長ばかりではなく、科学技術力をさらに高めることが必要だと主張。現時点でも特定の分野での技術力は世界有数のものがあるが、日本はより幅広い分野で高い技術力を持っていると紹介。特に米中の対立によって、中国では半導体の国産化について関心が高まっているが、日本は半導体の材料や生産設備で世界の主導権を握っており、こうした科学技術力の高さが日本の経済成長を支えてきた要因であり、日本を先進国に押し上げた要因の1つであると指摘した。

 一方、中国の半導体産業が米国から制約を受けることになったのは、まさに先端技術力がないからだと指摘し、米国企業はすでに2ナノメートルプロセスチップを作れるようになっているが、中国が作れるのはせいぜい12から28ナノメートルほどのプロセスチップであり、この点からも中国の技術力が世界からまだ遅れていることがわかると強調。こうした遅れが他国からの「制約」に繋がっているのだと論じた。

 記事は、中国が真の意味での先進国になるためには、規模を背景とした強みから脱却し、日本のように他国からの制約を受けないほどの高い技術力を持つ必要があると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)