日本でも新型コロナ感染拡大をきっかけに、キャッシュレス決済が増えてきたものの、日本人の現金主義はいまだに健在だと言えるだろう。中国のQ&Aサイト・知乎はこのほど、「日本人は現金を神聖視している」と指摘する記事を掲載した。

 記事はまず、中国はすっかり「キャッシュレス時代」に入ったため、今や現金を目にする機会も激減したと紹介。かつては偽札が出回り、ぼろぼろの紙幣も多く、ずいぶんと嫌な思いをしたものだと振り返った。中国人からすれば「偽札があって、紙幣がボロボロ」なのは当たり前のことだと思っていたそうで、記事の中国人筆者が訪日し、日本できれいなお札を見たときに初めて「中国の紙幣はボロボロすぎる」と認識したそうだ。

 日本の紙幣がきれいなのは、日本人は紙幣を「大切に扱っている」からだ。紙幣はきれいにたたんで財布にしまい、日本では店で現金を渡す時もそのまま手渡しすることはなくトレーを使う。中国人はお金が大好きだが、お金を「大切に扱っている」わけではない。財布を持たず現金をかばんやポケットに突っ込む人は珍しくなく、店員が釣銭を客に投げるように渡すのもよくあることだ。

 そんな中国人から見ると、日本人はお金を「神聖なもの」として恭しく扱っているように見えるそうだ。一生懸命働いて稼いだお金なので、大切に扱おうという気持ちがそうさせるのではないか、と推測している。だからこそ、日本人は今でも現金払いが好きなのではないかと伝えた。

 中国ではキャッシュレスがかなり普及したため、先進国である日本が今でも現金払いを好んでいることが不思議に感じるのかもしれない。「神聖視」しているとまで言えるか分からないが、日本人がお金を大切にしているのは間違いなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)