コロナ禍の影響か、日本のランナー人口は増加の傾向にあるという。笹川スポーツ財団によると、年に1回以上ジョギング・ランニングをすると答えた人は1055万人と、過去最多になったそうだ。日本では走ることが習慣になっている人が多いと言えるだろう。中国メディアの百家号はこのほど、「日本はなぜマラソン強国になれたのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、マラソン強国と聞くと「多くの中国人がケニアなどアフリカを思い浮かべる」としながらも、中国と同じアジアに位置する日本もマラソン強国だと紹介。その事実は中国人にとっては意外に感じられるらしい。そして、日本には男女ともに世界トップレベルの選手がたくさんいることを強調した。

 なぜ日本はこれほどマラソンが強くなったのだろうか。記事は1つの理由として「伝統文化」のおかげではないかと分析している。日本では早くも江戸時代にマラソン大会が行われていたほか、日本中が熱狂する箱根駅伝には100年以上の歴史があると紹介し、昔から日本にはマラソンの伝統があると伝えた。

 また記事は、日本ではマラソンは「修行」の一部という考え方があり、学校で子どもを走らせることで「人格形成」に役立てていると論じている。大人になっても走り続けるのは、全国にある多数のクラブのおかげでもあり、プロでなくても走ることに没頭できる環境が整っている、と感心しているようだ。

 中国の学校では体育の授業が国語や数学など他の授業に変わることが多く、子どもがマラソンをする機会は非常に少ないようだ。最近では中国でもマラソンブームだと言われるが、一方でマラソン大会での不正も後を絶たないという問題もある。いずれにしても、日本には子どもから大人まで体を動かす良い習慣があると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)