中国では2021年11月15日に北京証券取引所が開設された。主に先進的中小企業を全面バックアップするとの主旨で、それだけ中国が中小企業を重視するようになったと言えるだろう。中国メディアの網易はこのほど、日本の中小企業がいかに強いかについて紹介する記事を掲載した。日本には「隠れたチャンピオン」の企業が多いという。

 記事はまず、多くの中国人の目は大企業に向きがちだが、「隠れたチャンピオン」と言える確かな技術力を持った中小企業の発展を積極的に後押ししている国は少なくないと指摘した。そのうちの1つが日本で、日本は「グローバルニッチトップ企業100選」を発表しているほどだと伝えた。

 そして、日本には優秀な中小企業がとても多いと指摘し、そのなかから西村鐵工所の例を紹介した。従業員数から言えば大企業の水準ではないものの、垂直搬送装置の「IBコンベヤ」は、高い耐久性と強度、防音性などで評判となり、コンパクトなディスクタイプの乾燥機「CDドライヤー」は世界中で人気になったと伝えている。このように西村鐵工所は、ニッチで世界トップレベルの競争力を持つものの、非常に控えめで知名度は高くないと指摘した。

 そのうえで記事は、巨大企業も必要ではあるものの、実力のある中小企業はもっと必要であり、ニッチで強い隠れたチャンピオンの中小企業にもっと注目すべきだと主張した。企業の発展は規模が大きくなれば良いというものではなく、1つの分野に特化し、世界をリードする地位を固めることが必要だと論じている。

 それで、中国にはファーウェイやアリババのような大企業も必要だが、これ以上は必要なく、むしろ革新的な先進技術を持った中小企業の方がより必要だと主張した。この点で、北京証券取引所の開設が中小企業発展の後押しとなることを中国は期待しているのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)