新型コロナウイルスの感染症が広がり始めたころ、闇雲に恐れるのではなく、正しい知識のもとで「正しく恐れる」重要性が強調された。中国にとっては、新型コロナだけでなく日本に対しても「正しく恐れる」ことが必要のようだ。中国メディアの網易はこのほど、「日本には中国が学び、警戒するに値するどんな長所があるか」と題し、中国は日本を正視し、正しく恐れるべきだと呼びかける記事を掲載した。

 まず、日本から学ぶに値する点の1つとして記事は「農業」を挙げた。日本の土地資源は限られているものの、生産量ではなく品質を追求することで、日本の農産物は世界的に有名になったと紹介している。厳格な管理ときれいな包装、さらには観光農業や有機農業などの面でも、日本は良いお手本だと強調した。

 2つ目は「科学技術力」だ。世界的に有名な自動車分野のみならず、ロボットや精密工作機械、新材料の研究開発と応用などの分野でも世界トップレベルで、日本にしか作れない部品も少なくないと指摘した。一例として、ロボット用のRV減速機は、日本メーカーが世界シェアの多くを占めていると紹介した。

 3つ目は「教育」だ。記事は、人材こそ社会が発展していくうえでの大事な基礎で、整備された教育システムこそが強国になるうえで必要な要素だと分析した。この点で日本の教育制度が優れていることは、子どもたちの体力、大学ランキング、ノーベル賞受賞者数から明らかだとしている。

 一方、日本に対して警戒すべき分野として「軍事」を挙げた。敗戦国の日本は軍事面で多くの制約を受けていたが、最近では護衛艦の事実上の空母化に向けた改修や、防衛費を増大させていることを指摘して警戒感を示した。また、日本の高い科学技術力を考えると、日本は短期間で軍事力を大幅に向上させる能力があると分析している。

 それで記事は、日本を盲目的に軽視するのではなく、理性を働かせて長所は長所として認め、正しく恐れるべきだと主張した。中国にとって日本は、今でも強く警戒すべき国として映っているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)