日本の研究者が中国など海外に流出していると近年問題視されているが、逆に日本の大学の研究室には多くの中国人が在籍しているという。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「日本の大学の研究室に中国人が多いのはなぜか」と題するスレッドが立ち、意見を求めている。

 スレ主の中国人が在籍している研究室では半分以上が中国人なのだという。スレ主はどの大学に在籍しているのかはわからないが、日本は外国人留学生の受け入れを積極的に行っており、留学生全体の国籍割合を見ても中国人が圧倒的に多いことから、スレ主が直面している状況は決して珍しいことではないと言えるだろう。

 大学の研究室に中国人が多いのには、いくつかの理由が考えられるだろうが、スレッドに寄せられた意見はいくつかに分かれていた。まずは「教授が国籍を気にしないこと」で、日本では優秀ならどの国籍の生徒でも受け入れるのだろうと推測していた。

 さらに、「中国人はつるむのが好きだから」と指摘する中国人ネットユーザーもいた。同郷のつながりを大切にする中国人は、一人がどこかの研究室に入ると「後輩を呼ぶ」傾向があるという。紹介してもらった後輩は、さらにその後輩を呼ぶので、研究室に中国人が増えていくと説明している。

 日本学生支援機構によれば、2020年の外国人留学生の数は前年に比べて10%以上も減少し、ベトナムや韓国などの留学生も前年より二桁以上の減少となったが、中国だけはわずか2.1%の減少にとどまった。これは留学生全体に占める中国人の割合が相対的に上昇したことを意味し、「日本の大学の研究室に中国人が多い」のはこういう要因もあるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)