戦後70年あまりが経ったものの、中国ではいまだに反日感情を持つ人が多い。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「現代の中国人は先祖に代わって日本を許す資格があるのだろうか」と質問するスレッドが立ち、中国人ネットユーザーに意見を求めている。

 スレッドの質問に対して、中国人ネットユーザーから寄せられた回答のほとんどが、「先祖は先祖、自分は自分」であり、「現代の中国人には先祖に代わって日本を許す資格もない」という意見だった。

 しかし、条件付きで許すと答えた中国人ユーザーもいた。「その時の政治状況によっては許す」と答えた人は、中国の利益になるなら許すかもしれないとしていた。他には、「日本の右翼と軍国主義がなくなったら許す可能性がある」と答えた人や、「許すというのが、憎しみの気持ちをなくすと宣言すること」であれば、相手の態度によっては許すかもしれないとの回答もあった。

 また、中国でよく言われる「歴史を忘れない」というフレーズについても、いろいろな意見が寄せられた。侵略の歴史を忘れないためとして、中国では日本への憎しみを煽るような情報がたくさん存在するのが現状だが、「歴史を忘れないことと、憎むことは違う」と多くの中国人が指摘していた。「憎しみを持った民族は恐ろしく、極端になりがちだ」、「憎しみを受け継いでいく必要はない」、「自分たちができるのは、憎むことではなく、先祖の偉大な建国の精神を継承することだ」といった、前向きなコメントも多かった。

 このように見てみると、中国人のなかでも様々な考えの人がいるようだ。最近では若者を中心に、歴史問題を冷静に受け止め、日中関係改善を願う人が増えてきているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)