日本では幼稚園児でもある程度は交通ルールを知っていると言えるが、子どもたちは社会のルールをどこで学んでいるのだろうか。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「日本の幼稚園の先生が、園児を連れて道路を横断するところ」を撮影した動画を配信した。

 この動画では、幼稚園の先生が園児らを連れて散歩に出かけ、道路を渡る様子を紹介している。そこは信号のない横断歩道で、車が過ぎてから半分の園児が先に渡り、残りの子どもたちはしばらく待ってから、先生の指示のもと元気に手を挙げて道路を横断しているのが分かる。

 園児の数は20人あまりと決して少なくはないが、全員が先生の言うことをよく聞き、道の端に寄って静かに車が過ぎるのを待っている様子を見ることができる。これは、園を出る前にきちんと安全教育を実施していたおかげと言えるだろう。また動画からは、子どもたちが普段から先生の言うことをよく聞く習慣が培われていることもうかがい知れる。

 この動画に対して、「こんなに小さい時からルールを守るように教えているのか」、「文明というのはこうやって培われる」といった称賛のコメントが多く寄せられた。また「先生方の責任感」を褒める人や、こうした「実地教育はすごく良い」という人もいたが、「中国式道路横断はちょっと心配」というコメントからも分かるように、中国で真似するのは難しいかもしれない。中国では、赤信号でもみんなで渡れば怖くないという風潮があり、大人でも信号を守らない人が少なくない。

 日本の幼稚園では交通ルールだけでなく、地震など災害に備えた防災訓練も定期的に実施している。中国の教育では往々にして見過ごされている点で、日本は子どもたちの安全を守る教育を重視していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)