江蘇亜虹医薬科技(N亜虹−U、688176/上海)は1月7日、上海科創板に初上場した。初値は公開価格22.98元に対して12.97%マイナスの20.00元だった。取引開始直後からさらに値を下げた。安値は17.51元、終値は17.60元だった。

 同社は2010年3月に有限公司として設立され、2020年12月に株式会社化した。泌尿生殖器系の腫瘍やその他重大疾患分野のイノベーション薬開発に注力し、ファースト・イン・クラスの新薬研究開発、生産、商業化を一体化した世界をリードする製薬企業を目指す。目論見書発行時点で、9種類の主要製品に関連する12項目の研究を進めており、そのうち2製品に関連する3項目の研究が第3相または重要臨床試験段階に入っている。

 泌尿生殖器系腫瘍の世界市場は2016年の342億米ドルから2020年には541億ドルまで成長、今後も市場規模は拡大し続け、2025年には986億ドル、2030年には1499億ドルに達する見込み。中国の市場規模も同様に成長し、2016年の348億元から2020年には540元に増え、2025年には1190億元、2030年には1987元にまで成長する見通しだ。

 同社は「主要製品はすべてまだ研究開発段階にあり、売上高を形成していない」としてこれまで売上高を計上していない。2020年12月期の純損失は2億4726万元(前期比43.4%損失増)、2021年1〜9月期の純損失は1億7150万元(前年同期比7.34%損失増)。

 新規上場に伴う公募による調達見込みの20億6986万元(約376億円)は、約26%の5億3887万元を薬品、医療機器および付帯のクリーム生産プロジェクトに、約58%の12億583万元を新薬開発プロジェクトに、約6%の1億3016万元を販売ネットワーク構築に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)