コロナ禍前は多くの中国人旅行客が日本を訪れていたが、特に京都は人気の観光地だった。そして、京都を訪れる中国人の多くが、どこか懐かしい気持ちになったようだ。

 中国メディアの新浪はこのほど、「京都を訪れると、唐や隋の時代の長安や洛陽にタイムスリップしたかのような感覚になるのはなぜか」と題する記事を掲載し、この理由について考察した。

 まず記事は、京都が「長安」とよく似た感じがする理由として、都市全体のレイアウトが長安によく似ているからだと分析した。都市の中心に幅広い「朱雀大路」が南北に伸びており、左右対称の街が広がっていて道路が碁盤の目のようになっており、かつて「東市と西市」があったことなど、平安城とそっくりだったと指摘している。それで、平安京は「長安の複製品」と言えるほどだとした。

 しかし、京都は「洛陽」にもよく似ていると記事は指摘した。そう感じる理由として、都市の大きさの比率や細部の設計が洛陽に近いからだと分析している。南北に長い縦長の長方形であることや、南北の通りである坊の名称に「教業坊」や「銅駝坊」など洛陽と同じ名称がつけられたと指摘した。

 それで、現在の京都でかつての平安京は、都市全体は長安を模して造られたが、都市の大きさの比率や細部では洛陽を模しており、「長安と洛陽を融合させて一体化させた」ので、長安と洛陽によく似た平安京が出来上がったと説明した。

 そして、中国では時間の経過とともに長安や洛陽は廃れて当時の面影はあまり残っていないが、京都は都市全体のレイアウトが本質的に変わることはなく、多くの建築物も現代まで残ったので、中国人が京都へ行くと唐や隋の時代にタイムスリップしたかのような感じがするのだと分析した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)