すでに2隻の空母を就役させている中国は、空母こそ海軍力の実力を示すものだと信じて疑わないようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、日中韓の空母を比較する記事を掲載した。中国は空母建造のスタートこそ遅かったものの、「今では日中韓のなかでは最強になった」と主張している。

 記事はまず、第2次世界大戦後の空母建造に向けた歩みは日本が最も早かったと紹介した。1990年代には輸送艦「おおすみ型」を就役させたが、これはヘリコプターを搭載できる甲板があったので、「空母によく似て」おり、後の基礎になったと分析した。

 その後、21世紀に入ると「ひゅうが型」護衛艦の登場で空母にさらに一歩近づき、「いずも型」護衛艦は空母化の改修を行っており、すでにF35Bの離着艦訓練も行ったと指摘している。そして2024年ごろには日本は真の空母を持つようになるだろうと予測した。

 韓国については、日本に遅れたものの2002年に独島級揚陸艦の建造を始め、2007年に就役したと紹介した。独島級揚陸艦は正式には空母ではないものの、ヘリコプターを搭載できる甲板があるので、空母建造に向けた経験を積むことができたとしている。そして、2021年には正式に空母建造計画を発表し、2033年に就役する見込みだと伝えた。

 一方、中国の空母建造に向けた歩みは最も遅く、最初の空母「遼寧」は2012年に就役、その後2019年には国産空母「山東」が就役したと指摘した。しかし、中国の2隻の空母は「技術の発展が最も速く、装備の性能は最も良く、排水量6万トンであるため、護衛艦を空母化しようとしている日本や揚陸艦の韓国に勝る」と主張した。何より、中国の強みは日韓のように米国という「外部の干渉」を受けないことにあるとしている。

 中国は3隻目の空母も建造中であり、就役すれば日韓との差はさらに広がると記事は主張し、「かつて海軍力で得意満面だった日韓は、今や中国の空母を前にしてかつての輝きを失ってしまった」と結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)