中国語には「借鶏生蛋」という言葉がある。直訳すれば「ニワトリを借りてきて、たまごを生ませる」という意味であり、日本語で言えば「人の褌で相撲を取る」という意味合いの言葉だ。中国メディアの網易は14日、日本のサッカーがここまで強くなったのは「ニワトリを借りてきて、たまごを生ませたから」であり、中国も日本を真似たのに成果をあげられていないと主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本がどのように「他人のニワトリでたまごを生ませた」のか振り返っている。日本サッカーは昔から強かったわけではなく、1980年代末には「中国の方がずっと強かった」と指摘した。

 しかし、後に日本はプロリーグの開幕と合わせて外国から優れた選手を招き、将来性のある選手を海外に送り出すなどの施策を展開したとし、日本はこうやって強くなったのだと主張した。日本の成功を見た中国サッカー界は日本と同じような方法を取ることで、中国サッカーを強くしようとしたと紹介し、ピーク時には6人の中国人選手が欧州でプレーしていたほどだと紹介した。

 しかし、この方法で中国は成功しなかった。この理由について記事は、言葉の問題もあり、中国人選手が現地のチームに溶け込めなかったことのほか、社会主義と民主主義の違いなのか、「価値観も違っていて、中国人選手はなかなかボールすら回してもらえなかった」と強調。選手個人のレベルや国全体のサッカーのレベルが大きく異なるなか、単に日本の真似をするだけでは強くなれるはずがないと主張した。

 そのため記事は、中国サッカーは「他人を頼る前に、自分を頼りに努力するしかない」と結論付けている。また、かつて中国サッカーは日本より強かった時代があり、当時は自分たちの努力だけで強くなったはずだと主張し、「功を焦らず、努力を継続できれば、中国サッカーにも未来はあるはずだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)