深センメインボードの上場企業で、カリ肥料やEV(電気自動車)などのバッテリーの原料となる炭酸リチウムを生産する青海塩湖工業股フェン(塩湖股フェン、000792/深セン)は1月19日に2021年12月期の業績予想を発表し、大幅な増益の見込みを示した。

 同社の発表によれば、2021年12月期の予想純利益は38億8000万〜42億8000万元で前期比90.24〜109.85%増。大幅な増益となった理由については、主業務である塩化カリウムの生産、販売が安定したことを挙げており、2021年の塩化カリウム生産量が約502トン、販売量が465万トンとなったほか、炭酸リチウムの生産量が2万2700トン、販売量が1万9200トンに達したことを明らかにしている。

 同社は青海省国有資産監督管理委員会が管理する国有企業で、1997年に設立された。同年9月に深セン証券取引所メインボードに上場している。主にカリ肥料原料を製造しており、カリ肥料生産能力は世界4位の500万トン。経営範囲にはリチウム製品も含んでおり、年産3万トンの炭酸リチウム電池生産能力は、塩水からのリチウム生産能力としては中国最大規模となっている。

 2021年1〜9月期の売上高は前年同期比32.58%減の107億9859万元、純利益は同75.41%増の37億1532万元。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)