中国は世界第2位の経済大国である一方で、「先進国」ではなく、今も発展途上国のままだ。中国メディアの網易は17日、先進国になるためには欧米諸国の妨害を突破する必要があると主張する記事を掲載した。

 記事はまず、先進国と言われている国は世界に30あまりあるが、ほとんどが欧米諸国で占められていると紹介した。「先進国クラブ」とも呼ばれるOECD(経済協力開発機構)の加盟国は、2021年の時点で38カ国あり、そのうちEU加盟国が過半数を占めている。東アジアからは日本と韓国が加盟している。

 では、先進国になるのを欧米が妨げている、というのはどういうことだろうか。記事は、先進国になるのに必要な4つの要素、経済・軍事・文化・科学技術の分野を掌握しているのは欧米だからだと主張した。日韓に米軍が駐在しているのは、その良い例であり、西洋の価値観を共有できない国は台頭しようとすると「頭を叩かれる」との見方を示した。

 経済面でも欧米の力は非常に強い。日本はかつてバブル経済で勢いに乗っていたこともあったが、バブル崩壊で失速し、「GDPは30年前とあまり変わっていない」と指摘した。今の日本は「低欲望社会」になっていて、米国に抑えられているという点では韓国も似たようなものだとしている。

 記事は、欧米がいかに世界を掌握しているかを強調したいようだ。日韓は先進国になったとはいえ、中国人から見ると今でも欧米にいいように利用され、これ以上力を持たないようにコントロールされていると映るようだ。中国も米中対立で明らかに減速しており、欧米のせいで先進国になるのが難しい、と言いたいのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)