深セン証券取引所創業板に上場しているポリアミド系合成繊維メーカー、北京三聯虹普新合繊服務股フェン(三聯虹普、300384/深セン)は21日、スイスの子会社が日本企業と再生ペットボトル事業契約を締結したことを発表した。

 同社は、スイスの子会社で再生樹脂材料技術大手のポリメトリックスAGがこのほど、日本の再生ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製造企業サーキュラーペット、PETボトルリサイクル事業を手掛ける遠東石塚グリーンペットとそれぞれ食品用再生ペット(rPET)プロジェクト契約を締結したと紹介。契約金額はサーキュラーペットとのプロジェクトが3199万ユーロ、遠東石塚グリーンペットとのプロジェクトが438万ユーロであるとし、合わせて約2億6000万元規模の契約であると説明した。いずれのプロジェクトも日本国内で進められる。

 欧州で始まったrPETのリサイクルモデルの取り組みは、環境保護意識の高まりから世界に広がりつつあり、中でもアジア地域がrPET包装業界の主な成長点になりつつある。ポリメトリックスAGも使用済みPETボトルを一度原料に戻して再度食品用PETボトルに加工する「ボトルtoボトル」事業においてアジアを主要地域と位置づけており、日本での新たなプロジェクトをrPET事業の持続的な発展の動力源と考えている。

 三聯虹普は1999年設立の民営企業で、2014年に深セン創業板に上場した。ポリアミド樹脂を主とする合成繊維やプラスチック製品の製造、販売を行なっており、2017年にスイスのポリメトリックスAGを買収して子会社化した。2021年1〜9月期の売上高は6億1276元(前年同期比4.95%減)、純利益は1億4654万元(同5.87%増)。(イメージ写真提供:123RF)