中国は、経済、軍事、科学技術などあらゆる分野で長足の進歩を遂げてきたが、それでもまだ掌握できていない技術は少なくないようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、中国が掌握できていない技術を列挙する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の通信産業における最も頭の痛い問題は「半導体チップ」で、技術を掌握していないために海外依存となってしまっていると問題点を指摘した。しかし、中国が掌握できていないのは「半導体チップ」だけに留まらず、ほかにも多くの分野にわたるとして、そのリストを列挙した。

 例えば、有名なところでは「半導体製造設備」、「半導体材料」、「超精密工作機械」、「産業用ロボット」、「トップレベルの精密機器」などがあると紹介した。これらの分野では、いずれも日本企業が大きな力を持っており、日本の技術力の高さを物語っていると言えるだろう。

 また、あまり知られていない分野では「発電用蒸気タービン」を挙げた。世界最高効率のタービンは日本メーカー製だという。「ごみ焼却発電設備」も日本メーカーが世界トップで世界中に輸出しており、中国も日本から数多く導入していると紹介した。「工業用ポンプ」でも、日本には世界最大級の出力のポンプを製造できる技術があり、黄河の水を山西省へ運ぶのにもこの日本メーカーのポンプを使用したという。

 ほかにも、「酸化亜鉛形避雷器」、「太陽光発電用インバータ」、「水素化反応器」、「特殊鋼」、「電波暗室」、「ソフトウェア定義ネットワーク」、「ベクトル型スーパーコンピューター」、「輪転印刷機」など合計49の分野を挙げており、これらの分野の多くで日本企業が世界トップクラスの技術を持っていると紹介した。やはり、日中の技術差はまだまだ大きいと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)