九州の北方に位置する長崎県対馬市へは、まず福岡まで行き、さらに福岡から飛行機かフェリーで向かう……けっしてアクセスしやすい場所ではありません。

しかし、それでも訪れたい魅惑の城があります。 金田城(かねだじょう・別名:かなたのき)は、今から約1350年前に築かれた古代山城です。城域約2.2kmをぐるっと囲んだ石塁が見どころ! 対馬の大自然の中で、防人たちの残り香を探索してみませんか?

約1350年前に西日本に築かれた古代山城
みなさんは「古代山城(こだいさんじょう)」をご存知でしょうか? 古代山城は、武士が登場するよりもずっと前、飛鳥時代・奈良時代に築かれた城です。日本に城は3〜4万ほどあると言われておりますが、古代山城は特別レア! 西日本限定で、30城にも満たない数しかありません。

また、古代山城のなかには『日本書紀』『続日本紀』などの官選史書に名前が登場する城もあれば、登場しない城もあり、さらには、記録には登場するのに城自体が見つかっていない例もあります。わからないことがあるからこそ、より歴史ロマンを感じさせる魅惑の城なんですね!

国の防衛最前線!古代山城の「金田城」とは
対馬に築かれた「金田城」は、そんな古代山城のなかでも特に見事な石塁が遺存している城。そして、まさに国宝級ともいえる……文化財保護法で指定された史跡の最高ランク「国指定特別史跡」の長崎県第一号に指定されるほど、歴史的にも重要な史跡なのです!