【鳥取城(鳥取県)】32万石の威風を伝える大手門が復元
因幡国支配の拠点として重視され、戦国時代には羽柴(豊臣)秀吉による兵糧攻めの舞台となったことでも知られる鳥取城(鳥取県)。大手の登城路を幕末の姿に復元する計画が進められており、2018年に内堀に架かる擬宝珠(ぎぼし)橋が復元されました。現在、復元が行われているのは城の大手門にあたる中ノ御門表門。桝形石垣をともなう珍しい形状の高麗門は、他の城郭と一線を画す威容を誇っています。

中ノ御門表門は伝統工法に則った木造建築で復元が進められており、2020年10月には柱などの骨組みの完成を祝う上棟式が行われました。竣工は2021年3月13日(土)。竣工日には「史跡鳥取城跡中ノ御門表門復元竣工式典」「鳥取三十二万石お城まつり」など、門の完成を祝うイベントが行われる予定です。竣工式典では商工会議所青年部らが扮する華やかな時代行列や記念品の配布、お城まつりでは火縄銃演武や麒麟獅子舞の奉納の他、飲食ブースの出店や乗馬体験などが企画されているそうです。

【福山城(広島県)】築城400年に向けて福山盛り上がってます!
江戸幕府の西国鎮護として築かれ、水野氏や阿部氏などの譜代大名が城主をつとめた福山城(広島県)。2019年に水野勝成入封400年、2022年には福山城の完成から400年を迎えることを記念し、福山市では静岡大学名誉教授の小和田哲男氏や声優の福山潤氏などを応援サポーターに迎えて様々な記念事業を行っています。

2022年の築城400年を祝う記念事業の目玉となるのは、天守の外観復元工事。福山城では市制50周年である1966年に天守が復元されていますが、花頭窓や高欄などの姿は江戸時代のものと異なっています。そしてなにより、福山城天守最大の特徴である天守北側の鉄板張りが再現されていないのです。今回の外観復元では、これらの史実と異なる外観を正し、江戸時代の天守の外観復元が試みられます。復元にあたっては、市内外から広く寄付が募られています。一定額以上の寄付を行うと、天守に貼る鉄板(10万円以上)や屋根に葺く瓦(1万円以上)に名前を記入できる特典も。

また、天守の外観復元以外にも、2022年8月28日(日)の福山城築城400年記念日の800日前からは100日ごとにカウントダウンイベントが予定されています。

ここまでに紹介した5城以外にも、築城500年を迎える北条家の支城・滝山城(東京都)や毛利元就死去から450年が経つ吉田郡山城(広島県)などが2021年に記念の年を迎えます。コロナ禍により、現在具体的なイベントの予定は立っていませんが、気になる方は公式HPなどで情報をチェックしてみてくださいね。