初心者向けにゼロからわかりやすく解説する「超入門!お城セミナー」。私たちが現在当たり前のように見ているお城は、果たして何のために造られ、どのように使われていたのか? そうした改めて問われると答えに困ってしまう「お城の歴史」を紐解く記事をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

「日本一」と言われる江戸城。いったい何が「日本一」だったの?
徳川家康が幕府の本拠として築き、現在は皇居として使用されている江戸城(東京都)。このお城を評するにあたって「日本一」という形容がよく用いられますが、果たして何が「日本一」なのでしょうか。

その答えを紐解く前に知っておきたいのは、幕府の本拠である江戸城には、全国の諸大名に対して将軍家の威光を示す役割があったということ。この前提を踏まえると、何が「日本一」だったかおのずと想像がつくことでしょう。

江戸時代の一大事業「天下普請」って何?
お城を築くためには、土木工事と建築工事が必要。江戸城のように城郭が巨大であれば工事の規模は大きくなり、当然のことながら多数の人員が必要となります。

では、昔はどうやって多数の人員を確保したのか? その答えは「天下普請」。「天下」は天下人、「普請」は土木工事のこと。そう、時の統一政権が諸大名に命令し、大規模な工事を手伝わせていたのです。

日本の古代にお城があった!? 謎多き「古代山城」って?
江戸城の誕生からさかのぼること数十年、織田信長が総石垣の安土城(滋賀県)を築き、「石垣の城」という近世城郭の特徴を確立したとされています。

でも実は、それよりはるか以前の古代にも石垣を使った「古代山城」と呼ばれる城があったのです。では、いつごろの時代から本格的に「石垣の城」は築城されたのでしょうか? そしてその構造の特徴は?