初心者向けにお城の歴史・構造・鑑賞方法を、ゼロからわかりやすく解説する「超入門! お城セミナー」。日本を象徴する高層建造物である天守。最大の特徴はその高さにあるわけですが、それでは史上最大の天守は何城なのでしょうか? 今回は天守台を含めたランキングを発表します。1位は名古屋城? 姫路城? 大阪城?

分類別に見る天守with天守台の高さランキング
日本に存在した天守の中で、日本一大きいのはどこなのか? 連載「超入門! お城セミナー」では、これまでも天守の高さランキングを紹介してきましたが、今回は建物が乗る天守台を含めた、“真”のランキングを発表します!(以前のランキングは、第11回【構造】日本一高い天守は何城?、第67回:再建された天守で一番高いのは何城?をご覧ください)

通常、天守の高さは建築部分だけの数値を示すのが一般的です。天守の建物を支える土台部分の石垣を「天守台」というのですが、世に公表されている天守の高さは、天守台を含めないものが多いようです。ほとんどの解説書がそうですし、本連載のランキングも、これまでは天守台を含めていませんでした。

でも、本当の高さを示すのに、天守台抜きでは不十分ですよね。だって、お城に行って天守を見るときは、天守台の下から眺めているわけですから。建物に天守台が加わってはじめて、我々は「でかいなぁ」と天守の高さを実感しているわけです。

そこで、今回のランキングでは天守台も含めた数値で示しました。ただし、天守台の高さは計測場所によって差が生じます。例えば松本城(長野県)の天守台は一部が水堀に面しており、水堀の中からの高さと、水面からの高さと、本丸の地表面からの高さは異なります。見る場所、計測する場所によって、数値が違ってくるわけです(だから通常、天守の高さを出す場合は天守台が含まれていないのでしょう)。