葛山城
まずは葛山城を訪ねよう。静松寺(じょうしょうじ)の裏からのルートと、飯縄山方面にある葛山神社からのルートがある。飯縄権現にもぜひ立ち寄りたかったので、葛山神社から登坂することにする。途中10mほど笹が繁茂して藪漕ぎしなくてはならない箇所があったが、後は急坂でかなりきつい登山ではあるが、特に難所は無く30分ほどで北側の城域に到達。

城内は堀切で区切られた小さな郭が尾根沿いに何段も続き、そこを登り切るとやや大きな郭に到達する。ここから本郭に至るのだが、そこには見上げるような壁がそそり立っている。壁につけられた狭い通路をよじ登ると本郭である。城内最高所で、城址碑と案内板が立っている。ここからすぐ南に旭山城が見える。城内の様子が手に取るように見えただろう距離である。本郭から西には二重の大堀切があり、その先に尾根を削り残した土橋と本郭と同規模の郭がある。ここから眺める善光寺平は絶景である。

本郭に戻り、東への虎口を進むと静松寺へと向かう登山路があるが、こちら側には畝状に7連続もの堀切がある。どのように使用したのか良くわからないが、何らかの妖術のネタだったのか? いずれにせよ南の旭山城からの敵襲に備えた防塁であることは間違いない。

旭山城
南北朝時代に築城されたと伝わる古城である。葛山城が台形の山頂で居住性が高く、いかにも山城といった風情があるのに対し、こちらはとんがった山頂を有している。山麓から登るとかなりの高所に築城されているが、中腹の朝日山観世音堂まで細いながら舗装された道ができているので、車で登城すると15分くらいの登山で城域に達することができる。それほどの急勾配な山道でもない。