四国と本州を結ぶ海上交通の要衝の香川県。三大海城の一つである高松城(高松市)はもちろん、海城でもあり山城でもある引田城(東かがわ市)や、現存12天守の一つで見事な高石垣を有する丸亀城(丸亀市)など見ごたえ十二分なお城がそろっています。『日本書紀』にその名が登場する古代山城・屋島城(高松市)があるのも香川県!各城の見どころをぎゅぎゅっと凝縮してご紹介します。

香川県にあるお城は?
瀬戸内海の東側にある香川県は海を挟んで本州に近く、四国と本州を結ぶ海上交通の要衝として今日まで栄えています。海岸沿いには、戦国時代から江戸時代にかけて、たくさんお城が築かれました。中には、今から1350年くらい前にも築かれたものもあります。同時に、瀬戸内を行き来する船乗りにとって、城は灯台の役割も果たしていました。今回は、船乗りを魅了したかもしれない香川県内の日本100名城・続日本100名城+αをみていきます。

高松城(高松市・日本100名城)
築城前の高松は「野原」という地名で、瀬戸内海を挟んで本州に近い事から港町として栄えていました。四国平定の後、讃岐に入った生駒親正(いこまちかまさ)が天正16年(1588)に新たな居城として築いたのが高松城です。生駒家は後に御家騒動が起こり幕府により改易となりましたが、新たに入った松平頼重・頼常親子によって、城は大幅に改修が加えられ現在の姿になりました。松平家は譜代大名であると同時に長崎警備の重役を幕府から任ぜられていました。そのため、瀬戸内海沿いにある高松城を航路の抑えとして、海を強く意識した縄張りになったのかもしれません。